地域に息づく味を知る、その2
2014年 06月 23日
真っ白なエプロンの下から、まるでミニー・マウスのようなワンピースがのぞいていた、マリアさん。キッチンに立ち、丁寧なお仕事をされているのが、話の端々から感じられます。この授業にさきがけ、鍋を6時間火にかけて良質のゼラチンを取ったそう。
涼しげな一皿。季節の彩り、ゼラチンの風味をさらに活かすソースを添えて。下ごしらえはもちろん、デリケートな料理だけに、テーブルに運ぶ直前まで温度を気にかけ、大型冷蔵庫とキッチンを行ったり来たり。他の参加者らが食卓に着くなか、ひとりキッチンまでカメラを持ち込ませてもらったのは、マリアさんの料理にこめる愛情を近くに感じたくて。
他の講師のレッスンのときも、近くでアドバイスをしてくれたマリアさん。「ぜひ、うちにもいらっしゃい!」 ・・ 84歳、2年ほど前には現役50周年のお祝いをしたそう。やさしい味付け。アスティのマンマの味に触れる、素晴らしい機会をいただきました。Grazie mille!
by lavitaelevitiasti | 2014-06-23 06:53 | 地域に息づく、味を知る