カテゴリ:趣味のグラッパづくり( 1 )

 

余すところのない、ぶどう

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Asti郊外には、農場内にある住居と家畜小屋や干し草置場が一緒になった、「Cascina(カシーナ)」と呼ばれるレンガ造りの大きな家が残っています。その地下には「Cantina(カンティーナ)」と呼ばれるワイン貯蔵庫が広がり、夏場もひんやり。発酵の時季はもちろん、いつも独特の良い香りが漂っています。Astiの中心に移り住み、この香りから遠ざかってしまったことに、何とも言えない物足りなさを感じます。だから時々思い出しては路線バスに乗り、郊外へと出向いてぶどう栽培・ワイン醸造を手掛ける友だちや、以前暮らしていたアパートを訪ねます。タナロ川流域の平地から、ぶどう畑広がる丘がはじまる場所にあるこのアパートにも、地下深くカンティーナがあったのです。裏手に広がるぶどう畑では、7月に熟す白ぶどう「Luglienga」など ”勝手気まま” に蔓(つる)を伸ばしていました。趣味のグラッパづくり、とは・・収穫したぶどうの実の糖分が樽の中で発酵してアルコール分へと変わりワインとなって、取り除かれたぶどうの皮や種は、こんな風に利用される・・という、おはなしです。
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by lavitaelevitiasti | 2014-03-17 07:15 | 趣味のグラッパづくり