<   2013年 09月 ( 7 )   > この月の画像一覧

 

村祭り訪問記(秋-その1): おじゃまします!

e0320430_6331470.jpg

知らない土地の村祭りに顔を出すのは、なかなか気が引けるかもしれません。ただでさえ目立ちますから、「おや?」と思われちゃうかも?? いえいえ、「好きだからおじゃましました!」と言う気持ちは、熱心に写真を撮ったり、端々から伝わるでしょう。さぁ、笑顔で突撃です!「きのうは思い立って、お隣アオスタ州境まで旅してきました。ぶどう畑のなだらかな丘陵広がるAstiから、電車を乗り継ぎ3時間。ピエモンテ州も広いですから、そこはもう岩山迫る別世界。ぶどうの栽培方法も大きく異なる、おもしろい地域です。前菜からデザートまでラリー形式で食事を楽しみながら、特別に解放された10軒ほどの個人宅カンティーナ(ワイン貯蔵庫)を巡り、ソムリエからワインをいただく趣向です。私も人波を追い、一緒になって夜のぶどう畑や村の中心をめぐりました。Astiからはミラノやトリノなど国際空港をはじめ、海へも山へもアクセスバツグン!(前後泊するのなら)大きな荷物をホテルに預け、リュック一つで日帰り・一泊旅行も楽しめます。2月から通い始めた観光の講座も、いよいよ修了試験を残すのみ。おかげさまで、良い気分転換になりました!
[PR]

by lavitaelevitiasti | 2013-09-30 06:44 | 周辺旅情報(記述日現在)  

なぞの楽器の正体は!

e0320430_542168.jpg

先日朝市に出かけると、「私にもトロンバもちょうだい!」と言う声を耳にしました。トロンバとは、トランペットをはじめとするラッパ状の物全般を指し(補聴器や象の鼻まで!)、竜巻のこともこう呼ぶので、「何のことかなぁ?」と見ていると、お店の人が差し出したのは、ひょろ長くひょうたん状のズッキーニに似た野菜でした。「炒めたり、ミネストローネの具にすると柔らかくって美味しいの!昔はね、冬になると硬~くなったトロンバの中を掘って楽器にして遊んだみたい、男の人の遊びよね」とのこと。「あぁなるほど、あのことか!」とピンと来たのは、9月の第2日曜に開かれた時代行列でお目にかかった、ある楽団を思い出したから。おそろいの衣装に身を包んだ20人ほどの男性(おじいちゃん)が、指揮に合わせて一心不乱になぞの楽器を吹き鳴らしていていたのです。カスタネットのようにも見えたその楽器こそ、トロンバの正体だったんですね。なかには、さらにふしぎな楽器を演奏している人もいましたが!
[PR]

by lavitaelevitiasti | 2013-09-25 05:06 | 土地柄・人柄  

「完熟」の時を待って

e0320430_2144836.jpg

これまで日差しの強さに、早起きして涼しいうちにぶどう畑へと出掛けていましたが、この頃は朝晩寒いくらいになってきたので、今日は午後になって柔らかな日差しのもとぶどう畑を訪ねました。Asti周辺は「モスカート」と呼ばれる甘いデザートワインになる白ぶどう品種の収穫が始まっており、丘の上のくねくねとした細い小道をトラクターなど行き交う姿が目につくようになりました。荷台には収穫カゴに山となった白ぶどう。私の友だちは赤ワイン用の黒ぶどう品種を育てているので、今はずっしりとした房が完熟の時を待っていました。畑を歩くたび、踏みしめる野生のミントから、なんとも言えない芳香が立ち上がります。まだ茎が青いことや、ハチたちが遊びに来ていない様子から、まだ収穫には早いことが伺えます。収穫前には様々な場所のぶどうを採取し、それぞれの熟成度を考慮して収穫のタイミングを見極める重要な作業が待っています。昨年畑で教えてもらったことを、復習しながらの散策です。いつもは優しい友だちのまなざしが、次第に鋭くなる季節が再び巡ってきました!
[PR]

by lavitaelevitiasti | 2013-09-22 02:15 | ぶどう栽培  

命を支える大切な仲間

e0320430_4162379.jpg

9月の第3日曜は、Astiが1年で一番アツくなる地区対抗競馬レース「パリオ」に先駆け、参加チームによる時代行列が行われました。主役は馬であり、騎士であり、地域住民であり、なにより人の命を「食」として支えてくれる動植物すべて。真っ白なこのピエモンテ牛は、肉を好んで食するAstiにおいて、その最たる象徴ではないでしょうか。重い台車を引く長丁場の行列を終え、きっと牛たちも疲れたのでしょう。なかなか来た道を戻ろうとしないのです。警察や消防が駆けつけたとて、雨が降り出したからと言ってサッサと歩く訳にも行かないのです。力(ちから)づくではどうにもならないと分かっている牛飼いたちは、「さぁ行こうぜ(アンドゥーマ)!」とピエモンテ弁で説得するように話しかけながら、牛たちのヤル気に訴えます。「アンドゥーマ!」は、私の育った千葉の漁師町の言葉に置き換えると、「行っべどー!」にあたるでしょうか。重い神輿を再び持ち上げるときに聞かれる、掛け声です。パリオの翌朝、Astiは霧深く、すっかり秋になっていました。五穀豊穣を感謝し、秋分の日に開かれる地元の「大原はだか祭」。命を頂き続いていく人々の暮らし、いつでも、どこにいても感謝ですね。
[PR]

by lavitaelevitiasti | 2013-09-20 04:47 | 土地柄・人柄  

待ってました!

昼過ぎのこと。近所のバールに立ち寄ると、「待ってました!」とばかりに「探してたのよ~!」と店のフェデリカさん。「今夜、フェデリコに内緒で誕生パーティーを開くの。なんとか言って、後で店から連れ出してくれない?」とのこと。「‥え? 私が??」と言いつつも、急きょ下手な芝居をすることに。Astiが1年でいちばんアツくなる日だった、昨日の『パリオ』(地区対抗競馬)。しかし思い掛けないアクシデントに見舞われ、誠に残念ながら出走馬の一頭が天に召されたと聞きました。延期されたレースは、今日の夕方に再開。フェデリコさんは、その会場に行っていると言います。さりげなさを装って「優勝チームの写真を撮るのに付き合ってもらえませんか?」と電話を入れると、幸いにも彼の生まれ育った地区がゴールを切ったとのこと。地区の教会前へと先回りし、優勝馬と騎士の凱旋を待って歓喜の渦に包まれました。「あっもしもし、フェデリカさん?そろそろフェデリコさんに戻って来てって電話入れてくれます?」連係プレーが功を奏し、ものすごい勢いでバールに引き返すと、30人ほどが笑顔で迎えてくれました。優勝の喜びと共に、58回目の誕生日は忘れられない1日になったようです。
[PR]

by lavitaelevitiasti | 2013-09-17 07:38 | 土地柄・人柄  

「どうだい、今年の収穫は?」

現在の私はAstiで通っている観光の講座の研修期間で、毎日バスに揺られてCostigliole d'Astiへ通っています。この区間を運行するGeloso Busの運転手さんは交代制で何人かおり、いずれもピエモンテ弁バリバリ!なかには兼業されている人もいるようで、乗客から「どうだい、今年の(ぶどうの)収穫は?」なんて質問が飛び交う、そんな季節になりました。もちろん乗客の中にもぶどう栽培やワイン醸造を手掛けている人がいて、そんな時は車内に乗り込んだ瞬間から「あれっ、もしかして!?」と分かるようになってきました! ‥ と言うのも、ちょっとドキッとするような独特の匂いがあるのです。それは、すぐに想像できる方もいると思われる「硫黄」の匂い。(私がここであえて「匂い」と書いているのは、その健全な利用法と、匂いの移る理由からです) 「温泉でもないのに、なぜまた!?」と私自身はじめは思ったのですが、それは雨後(ぶどうの)房にカビが発生するのを防ぐため、硫黄をほんの少量畑に散布するからだそう。ぶどう畑を訪ねた後は、私からもぶどう栽培を手掛ける友達と同じ匂いがします。だから硫黄の匂いは、ぶどう畑を歩きまわった証でもあるんですね!
*ぶどうの実は皮ごと用いられるため、収穫の近い頃には散布しないそうです。
[PR]

by lavitaelevitiasti | 2013-09-12 20:05 | 土地柄・人柄  

街行く人が、弾んで見える

Astiではきのうから「DOUJA D'OR(ドゥーヤ・ド・オーロ)」と呼ばれるワインのイベントが始まりました。毎週水・土曜に大規模青空市の開かれるパリオ広場は、今夜・明日と開かれる郷土料理の祭典のため、50もの仮設売店と市の屋台、そして臨時の遊園地も同居して、かなりにぎやかになっています。また、アルフィエリ広場を囲む通りには、15(日)開催のパリオ(競馬レース)にむけて観覧席が設けられ、パドックを敷く準備がされ、すっかりパリオ仕様に。通りや教会には色鮮やかな地域の旗がたなびき、着々と準備が進む街を行く人々の興奮が様々な場面で伝わって来ます。今朝は2つもの結婚式を目撃!過ぎゆく夏ではありますが、ここでは楽しい秋に向けての助走のよう。ぶどうの収穫で本格的に忙しくなる前の、束の間の宴が始まります!(*パリオが行われるのは、パリオ広場ではなく、「アルフィエリ広場」です。ちょっとややこしいのも、またご愛嬌ということで!)
[PR]

by lavitaelevitiasti | 2013-09-07 23:41 | 土地柄・人柄