<   2013年 11月 ( 9 )   > この月の画像一覧

 

田舎時間

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この春、1週間で30軒ほどの不動産屋をまわり今のわが家へと移り住むまで、晴れた日にはクッキリとアルプスの稜線眺めるぶどう畑にほど近い場所に暮らす機会をいただきました。夏、暑く。冬、寒い。そして虫の飛び交う当たり前の生活でしたから、この季節は薪売りを探して薪を買い、ストーブにくべては燻される、なんともサバイバル・ライフを楽しんでいました(そんな様子を当時は毎週のように『NHK地球ラジオ』へとつづっていた訳です)。トラウマだったマッチの着火を克服し、なつかしの(‥と言っても、なつかしいのは私とメンバーだけですね)「焚火倶楽部」を思い出しながら紙・柴・薪をくべ、時折空気を送ったりしながら灰を落としたり‥と、ずいぶんと充実した「暮らしからの経験」をさせてもらっていました。葉の落ちた木々、色の無い季節を燈火のように照らす赤々とした柿の実を「田舎の(クリスマス)イルミネーション」だと、かつて日本の新聞に投稿された方がいらっしゃったいましたが、この辺りも同じです。町では、もうクリスマス・ムード一色。霧深い朝、闇夜に爆(は)ぜる薪の音‥ 変わらない時間が、今も田舎には流れています。そんな生活を与えてもらえて、本当に良かった!
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by lavitaelevitiasti | 2013-11-29 06:44 | 土地柄・人柄  

おいしいものを次々発見!

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よほどのことがない限り、おそらく「バーニャ・カウダ祭り」めがけ、ピンポイントでAsti周辺を訪ねることはないのかもしれま‥ せんが、列車で約1時間のトリノでは現在「cioccolato」と、トリノの頭文字「TO」に掛けたチョコレートの祭典と映画祭が開催されているのです。トリノをはじめ、ミラノには2つ、そしてジェノバにも国際空港がありますから、列車などに乗り換えて、各地楽しみながらAstiを訪ね、Astiを拠点に周辺のぶどう畑などをまわり、そしてまた次の町へ‥と言う旅を計画することも。今日の明日にこちらへ来るのはムツカシイかもしれません(そもそも祭り当日に情報を掲載しているくらいでしたね‥)。ましてや訪れてみたい候補地は他にもあるでしょうから、その中で「次は、Asti !」と言う時のために、ぜひ各地の観光局のサイトを覗いたりしながら、旅の計画を練ってみてはと思います。写真は、乾燥クラッシュ・ラズベリーが美しいミルクチョコレート。甘酸っぱさとのコントラスト、すっかり夢中です!
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by lavitaelevitiasti | 2013-11-27 05:48 | 周辺旅情報(記述日現在)  

BAGNA CAUDA DAY

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「うちの方は、きのう雪積もったんだからー!」 吐く息も白く、ずいぶんと冷え込んできたなぁ‥と思っていたら、郊外に暮らすクラスメイトが結構な積雪だったとおしえてくれました。今週末22-23-24は、Astiと周辺地域を挙げての「BAGNA CAUDA DAY(バーニャ・カウダ祭り)」。冬の長い北イタリアですから、にぎやかにワイワイと食べて温まるバーニャ・カウダは、何とも言えない楽しみのひとつ。町の広場には屋台が並び、カラフルで愛らしいマスコット「Acciu」が町行く人々を惹きつけます!専用マップには参加する約50のレストランをはじめ、食前酒を楽しめるバール、そして「食後 “すぐにキスしても大丈夫” キット」を用意した薬局などの詳細情報も。詳しくは‥ http://www.bagnacaudaday.it または http://www.astigiani.it
イタリア旅行情報サイト Japan-Italy Travel On-line (http://www.japanitalytravel.com) 内
「アスティへようこそ! - 第2回 食の魅力豊かな町」 で紹介した 精肉店「Piemonte Carni」では、自宅でも楽しめるバーニャ・カウダ・ソースが並んでいます。しかも「ニンニクなし」のソースもあって、新鮮野菜でビタミン補給! 新しい冬の楽しみが広がります。こちらもぜひ、ご覧ください! http://www.japanitalytravel.com/benvenutiasti/top.html
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by lavitaelevitiasti | 2013-11-24 07:44 | 街歩き&お店(記述日現在)  

秋祭り訪問記(秋-その3):おじゃまします! - はじめてのBagna Cauda!

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オリーブオイルの中でニンニクとアッチューゲ(アンチョビー)を溶かし込んだアツアツソースに、季節の野菜を浸していただくピエモンテの郷土料理「Bagna cauda」。せっかくですから、大人数でワイワイと!友だちと一緒に、カルド・ゴッボと呼ばれるアーティチョークの葉を食用に改良した茎野菜の産地であるNizza Monferratoでの村祭りを訪ねました。会場のドアを開けると、早速ほわぁーっとニンニクの香りが漂って来ます。しかし、ためらうことはありません!「みんなで食べれば‥」の法則で、どのテーブルからも笑顔があふれていました。「Pro loco」と呼ばれる観光振興会のボランティアスタッフによるテキパキとしたサービスのおかげで、私たちもすぐに笑顔の仲間入り。フライパン片手にソースを注ぎ足すこのおじさんの満面の笑みが、祭りの楽しさを物語っているでしょう。隣同士で野菜やワインを分け合ったりする、こんな交流もまた村祭りの醍醐味。あぁ、歯医者さんの予約を控えているのに‥ またまた私のおっちょこちょいぶりが発揮されてしまうのでした!
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by lavitaelevitiasti | 2013-11-19 23:54 | 食のイベント - Le sagre!  

季節はめぐるよ、いつまでも!

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「大好きなCostigliole d'Astiに戻って、四季を通じてもっと土に触れて暮らしたい‥」 
そんな思いがいつの間にか自分の中で「核」として育っていたものだから、前年マイナス25度を下回ったと聞く冬の寒さも、アスティ郊外でのひとり暮らしも乗り越えて、1年と4か月が過ぎました。友だちが貸してくれた温かな毛布と大切なラジオをお供に、薪売りを探して薪をくべて暮らしていたのだから、よほどの覚悟とやる気があったのだろうと思います。おかげさまでワインや食をテーマにした『Decanter』という名の楽しいラジオ番組を知り、それが縁で話が弾むこともしばしば。告白は早いうちにと「私、ぼぅっとしてるんで‥」と伝えると、「そんなこと言わないでください‥」と紳士的に微笑み返してくれた友だちも今では、「そういうのを、おっちょこちょいって言うんだよ!」と(半ばあきれ気味に)笑いながら言ってくるのですから、それだけ深い親しみと、彼の率直で温かな人柄が感じられます。日を追うごとに、行く先々で声を掛けられる今。「好きこそものの上手なれ!」 この土地・人々に導かれた深い意味を感じています。
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by lavitaelevitiasti | 2013-11-18 21:49 | 土地柄・人柄  

お誕生、おめでとう!

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路線バスに揺られていると、電話が鳴ります。「もしもし?」 「‥あ、もしもし? “わたし” だけど、妹さん、そろそろ出産かと思って」 ‥と、“わたし”さんこと、この夏とある市場で知り合った刺繍屋さんからお電話をいただきました。幼い姪甥へのプレゼント、そして誕生まで男の子か女の子か内緒だった3人目のために選んだ「赤色のよだれかけ」を気にして下さってのことでした。実は夏の終わりに旅先で、貴重品一切合財を盗難に遭い‥イタリア国外でのお話ですよ‥、携帯も手帳も失い、連絡先が手元に残っていませんでした。それにしても、日本に暮らす妹家族のことまで思いやって下さるとは、なんともうれしくありがたいお話です。この週末、3か月ぶりの再会を約束して電話を終えました。さて、うっかりしていたのですが、この週末と言えば16-17日はAstiで「白トリュフ」のお祭りが開かれます!Asti近郊はその黒に加えめずらしい白も育つ豊かな環境で、愛犬をお供に森に入る人も多いのです。規模こそ小さいながら町をあげての「白トリュフ祭り」、実はAsti各地で開かれてるんですよ!
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by lavitaelevitiasti | 2013-11-13 22:05 | 土地柄・人柄  

人生には、思い描いていた以上の日々が訪れます!

ヨーロッパやアメリカ大陸横断鉄道の旅などの経験を買われ、大学卒業後は個人旅行手配、なかでも鉄道担当として多くの旅行者を送り出す日々を送っていました。計画するのも、旅するのも、振り返っていつまでも楽しめる「旅」。人々の余暇に寄与する大きな喜びのなか、縁あってここアスティの近郊にあるCostigliole d'Astiでひと夏を過ごすことを選びました。何とも言えない気分転換の後、状況に応じて自宅で介護に携わるなど、しばらくイタリアとは無縁の暮らしをしていました。終わりの見えない介護生活、しかし終わりと言うのは別れを意味していましたので、正直複雑な思いのなか唯一の夢が、まるで一目ぼれのように大好きになった「Costigliole d'Astiに戻りたい!」ということでした。この土地を好きになって、ぶどうと共にある暮らしに興味を持って‥ そんな数度目の来訪で偶然にも引き合わされたロレンツォさんと、その後日本で再会できた喜び。そしてこの思いを受け入れて近くに置いてくださり、ぶどうについての話や実際に色々見せてくださるなど、「ものすごいものを前にしている!」と言うワクワクと、誠実で優しいその人柄に触れる今、「あの頃の自分が思い描いていた以上の日々が、人生には訪れるなんて!」と、あらためて感謝の毎日です。そんなロレンツォさんが、好ましいぶどう栽培環境などについてのブログを立ち上げられました。辞書を片手に繰り返し読めば、その分深く理解できるでしょう。おかげで人生がより豊かなものになっています。大切な出会いに恵まれました
ロレンツォ・コリーノさんのブログは、こちら http://lorenzocorino.blogspot.it/
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by lavitaelevitiasti | 2013-11-11 08:00 | Piacere!(はじめまして)  

みんなで食べれば、さらに美味しい!

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イタリアに来て、2年半が経ちました。これまで最も衝撃的な出会い、かつ、強く魅かれているのが、こちらの男性‥では(残念ながら)なく、各地域が主催する「Sagra(サグラ)」と呼ばれる郷土食のお祭。こんなにも頻繁に開かれ、しかも普段はひっそりとした小さな村々が人々であふれかえり、活気に満ち溢れるなんて!‥と言った様子は今回の写真からは想像できないと思いますが、先日知り合ったばかりのこの男性も屋台を出店すると言っていたのが、Nizza Monferratoの「Bagna-Cauda(バーニャ・カウダ)」祭!Nizza特産Cardo Gobboをはじめ、新鮮野菜をアッチューゲ(アンチョビー)・ニンニクを溶かし込んだオリーブオイルに浸していただくこの郷土料理は、正真正銘オリーブオイルを使います!Piazza Garibaldiを中心に、16(土)20:30- 17(日)12:30- バーニャ・カウダ、デザート、ワインと水のセットで15ユーロ。16日には、前菜3種とミートソースのタリアテッレ(細麺パスタ)をプラスしたセットの25ユーロも(事前予約制:0141-720 500)。 当日会場で見かけたら、「Ciao, Daniele!」と、あいさつを。きっとびっくりされるでしょう!この写真ついては、後日「Japan-Italy Travel On-line」内『アスティへようこそ』にて詳しく紹介の予定です。こちらもまた、お楽しみに!
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by lavitaelevitiasti | 2013-11-07 01:33 | 食のイベント - Le sagre!  

村祭り訪問記(秋-その2): おじゃまします! - BARBERA - il gusto del Territorio 2013

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31日(木)から Costigliole d'Asti で始まった、赤ワイン「BARBERA」のお祭りを訪ねて来ました。一見のどかな土曜の午後ですが、祭りの会場、地下に広がるカンティーナの熱気は最高潮!もともとBARBERA種の栽培地は広範囲ですが、これだけ一堂に会して飲み比べられるのはまたとないチャンス!土壌はもちろん育った年も異なるため、それぞれ個性が感じられ色々試して飽きません。お食事処も併設されていますし、24時までノン・ストップなので外に出てまた戻ってくるのもOKです!(入場料は各日8ユーロ)。きょうは国営放送RAI取材班によるブラインド・テースティングの撮影があったり、BARBERAと食事の相性についてのセミナーのほか、写真コンテストの撮影まであり、早い時間から大賑わい!Costigliole d'Astiには世界中から若き料理人がやって来る料理学校があるため、人々は旅行者も大らかに受け入れてくれるでしょう。私自身、「10年前からこの土地に一目ぼれしていまして‥」と、この夏「観光の講座」の研修期間をCostigliole d'Asti役場にお願いしたところ、かなり「ウエルカム!」な感じで受け入れくださった、気持ちの良い人たちです。祭りは明日までつづきます(白トリュフの展示即売もあり)。毎年この時季開かれますので、来秋の旅の計画にぜひ!
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by lavitaelevitiasti | 2013-11-03 06:35 | 食のイベント - Le sagre!