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Mi sono trovata a un bivio a Costigliole d'Asti!

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Costigliole d'Astiのお城の内部は「外国人のためのイタリア料理研修機関 ICIF(通称:イチフ) - Italian Culinary Institute for Foreigners 」として利用されています。この週末は新校舎の落成式が行われ、私も招待をいただきました。60年代はじめアメリカに渡り、このような料理学校の必要性を切に感じて尽力された創立者の一人:トニー・メイさんの情熱あふれるスピーチ。その実現に協力した政府や州関係者、城を提供し改装を受け入れたこの町の人々らが、惜しみない拍手を送っていたのが実に印象的でした。イタリア郷土料理の正しい調理法を伝えること、それが食材と共に各国で親しまれること・・ 「延(ひ)いては、我々の食文化の保護につながる」と言う、この学校の大きな存在意義。そんな学長のことばと共に、イタリア食文化大使である多くの卒業生を代表して7か国の料理人がその功績を称えられました。「trovarsi a un bivio」とは、「岐路に立つ」のこと。10年前に縁あってこの学校で過ごし、出会いに恵まれ多くの方に支えられ、何とも素晴らしい「現在」に至っています。Grazie mille !!! 
ICIF - Italian Culinary Institute for Foreigners   http://www.icif.com/
【写真】 会場のTeatro(劇場)特等席から、パシャリ。2階席とは、「たなぼた」でした!
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by lavitaelevitiasti | 2014-03-31 03:54 | Costigliole d'Asti!  

晴れても、雨でも、いただきまーす!

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縁あって、Astiのぶどう栽培について、ソルボンヌ大学の先生が書かれた本を読んでいます。いつの間にか、ずいぶんと語学留学「+α」な道を歩んでいるのですが、これもまたAstiに居るからこそ!いただいた機会を大切に、おかげ様でこれまで友だちが話してくれたことなど、だんだんと分かるようになってきました。80年代に書かれたこの本には、過去の気象データも。降雨や気温などの変化を見ると、近年いかに例外的状況にあるのか感じられます。手元の「ピエモンテ弁辞典」には、「ピエモンテで雨が多いのは5月」とあり、「それを知らずにやって来た旅行者は、旅から戻って(Astiを走る2つの丘陵地帯)"LangheやMonferratoは、いつも雨だったよ!” と言うだろう・・」なんて小話も。しかし気候の良いこれからの季節は、屋外イベント盛りだくさん!4月11-13日には、Costigliole d'AstiのMotta地区:Piazza Bovettiにて「ORTOGIARDINOVINO&Dispensa」が。金・土の20:30、日の12時からは「Rane alla Mottese」・・ モッタ風カエル料理かな??・・もお目見えする、食のイベントが。また12・13日には、Costiglioleのお城にて「ケーキ・デザインコンテスト Costigliole's Cake」も開かれます! 【写真】 Costigliole「Da Maddalena」にて、Motta特産のパプリカに詰め物をした前菜
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by lavitaelevitiasti | 2014-03-28 07:57 | 食のイベント - Le sagre!  

春色につつまれて

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Costigliole d'Astiに出かけた今日は、Astiで大規模な青空市場の開かれる水曜日。いつもの路線バスに乗り込むと、思いがけず途中から丘を登るルートへ曲がるではありませんか!「このバス、Costiglioleには・・」とおそるおそる尋ねると、「行くよ!」と。あぁそうか!今日は景色抜群の「Repergo経由」になるんだった!いつも逆ルートで通過していたので、視界に飛び込む景色も新鮮!剪定後のぶどう畑の背景に、麦の緑や黄色いレンギョウ、赤い木瓜(ぼけ)、桜に木蓮、ピンクの杏の花が沿道を彩っていました。注目すべきは、ヘーゼルナッツ。ついこの間までゆらゆら風に揺れる「かんざし飾り」のようなものをつけていた枝から、今は一斉に若緑の新芽が開き始めていました。この「かんざし飾り」のようなものこそ、地域の昆虫、特にみつばちの命をつなぐもの。おかげで長く厳しい冬を超えることが出来ると言います。それは「尾状花序」と呼ばれる、ヘーゼルナッツなどの花。晴れ間の見えた先日、Asti中心部でも似たような光景を目にしました。そうです、栗も同じような花をつけるのですね!
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by lavitaelevitiasti | 2014-03-27 07:01 | 土地柄・人柄  

I want to ride my bicycle!

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Astiから郊外に向かう道すがら、多くのサイクリストと遭遇します。急勾配も、なんのその。シャーッと風を切るその姿は、地元の人はもとより欧米からの旅行者も多いそう。「VENTO」とはイタリア語で「風」のことですが、イタリア最長のポー川がつなぐ「VENezia」と「TOrino」の頭文字とも重なるため、2015年のミラノ万博に向け「ポー川沿いをサイクリング・ロードでつなぐ」プロジェクトのタイトルにもなっています。一方、鉄道の廃線が進むAsti近郊では、鉄道網をサイクリング・ロードに!と言う話し合いが進められています。また、こちらには自転車レースを”観る”楽しみもあり、国内自転車レース「Giro d'Italia」が周辺地域の丘陵地を駆け抜けます!私も「ぶどう畑の丘を行くのに・・」と、こども用の中古自転車を手に入れました。今日は停めていた自転車に、ピンクの花びらが。桜も桃も満開を迎え、近郊の町では先週28.5度を記録したとか。今週末は日本同様「花冷え」ですが、みな春色に衣替えを始めました。
【写真】 春満載、色鮮やかな花売り自転車がお目見えです。
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by lavitaelevitiasti | 2014-03-23 07:28 | 周辺旅情報(記述日現在)  

余すところのない、ぶどう

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Asti郊外には、農場内にある住居と家畜小屋や干し草置場が一緒になった、「Cascina(カシーナ)」と呼ばれるレンガ造りの大きな家が残っています。その地下には「Cantina(カンティーナ)」と呼ばれるワイン貯蔵庫が広がり、夏場もひんやり。発酵の時季はもちろん、いつも独特の良い香りが漂っています。Astiの中心に移り住み、この香りから遠ざかってしまったことに、何とも言えない物足りなさを感じます。だから時々思い出しては路線バスに乗り、郊外へと出向いてぶどう栽培・ワイン醸造を手掛ける友だちや、以前暮らしていたアパートを訪ねます。タナロ川流域の平地から、ぶどう畑広がる丘がはじまる場所にあるこのアパートにも、地下深くカンティーナがあったのです。裏手に広がるぶどう畑では、7月に熟す白ぶどう「Luglienga」など ”勝手気まま” に蔓(つる)を伸ばしていました。趣味のグラッパづくり、とは・・収穫したぶどうの実の糖分が樽の中で発酵してアルコール分へと変わりワインとなって、取り除かれたぶどうの皮や種は、こんな風に利用される・・という、おはなしです。
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by lavitaelevitiasti | 2014-03-17 07:15 | 趣味のグラッパづくり  

散策マップ - Ben riva' a Custiole!

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イタリア旅行情報サイト「JAPAN-ITALY Travel On-line」に連載中の"アスティへようこそ - Benvenuti ad Asti" 第4回が更新されました。Astiから路線バスに揺られ、ぶどう畑広がる丘の町へ- ミラノ、トリノ、ジェノバ、南仏ニースには国際空港。トリノからは毎時1便、Astiまで約30分となりました。澄み切った空に浮かび上がるアルプスの山並み、ぶどう畑を渡る風。畑仕事をする人たちにとって、今でも時計代わりに響く教会の鐘。道端で香る自生のハーブ、ポプラ並木、耳を澄ませばカウベルが・・ どこかで放牧されされているのでしょう。そんな車窓の向こうに広がる風景に、ぜひ足をのばしてみてください!この散策マップは、Costigliole d'Astiの小学生らがフィールド・ワークを発表した資料を受け継いだもので、10代の頃には外灯の無い「Strada Reale」を仲間と大声を上げながら歩いて帰ったと言うFilippoさんをはじめ、多くの方の親切心に支えられ完成したものです。Costigliole d'Astiは、私がまさに10年前に一目ぼれした大好きな土地。この心地好さ、ぜひみなさんにも。 Let's enjoy 道草! http://www.japanitalytravel.com/benvenutiasti/top.html
【訂正】 同ページで紹介した「コスティリオーレ城  Il castello」での展覧会などの情報は、「Costigliole internazionale」のFacebookページから
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by lavitaelevitiasti | 2014-03-14 02:43 | Costigliole d'Asti!  

春のぶどう畑

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ぶどう畑に差し掛かると、そこには剪定作業をつづける友だちの姿が。「Ciao-!」と声を掛け近づくと、逆光の中まぶしそうにこちらを見つめています。「まだ始めたばかりだよ。見てごらん、スミレが咲いてる。摘んでいくと良い・・」。2週間前に訪ねたときは、まだ枯葉の目立っていたぶどう畑。今はスクスクと下草の緑や、かわいらしいスミレの花、そして黄色いつぼみが風に揺れていました。「あれ、この花びら・・」見上げると、小さな桃色のつぼみをつけていたアーモンドの花が、この陽気で満開に。この畑で何度も出会う野うさぎは、今ではすっかりお友だち。こわがらなくても良いと分かったのでしょう。身を潜めるほどの草木は無くとも、少し跳ねるだけで、こちらの様子を伺っています。太陽が傾くと、やはり寒さを感じる3月上旬。スパーンとハサミを入れた剪定の跡をのぞくと、切り口から樹液があふれていました。なかには滴(したた)り、木肌をつたっているものも。ガッチリと動じない活力のある株。一方で外皮の色は似ていても、触れるだけで崩れるような、内部組織がスカスカになってしまった幹も。ひと株、ひと株・・ ハサミを入れながら友だちは、同時に株の健康診断を行っているのです。剪定がどれだけ大事な作業か、とても良く分かった、ここで迎える3年目の春です。
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by lavitaelevitiasti | 2014-03-12 04:28 | ぶどう栽培  

気の良い人たち

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Asti近郊を走る「Geloso Bus」社。みな気さくでおしゃべり大好き、ちょっと質問しようものなら、周辺情報まで丁寧におしえてくれる田舎のお兄さん(おっさん!?)と言った感じの運転手さんがそろっています。この土曜は大好きなCostigliole d'Astiから、景色の良い「Repergo(レぺルゴ)」経由の便に乗り、途中下車して友だちのぶどう畑をまわりました。記憶を頼りに、最寄りと思われるバス停の名を告げると、「あそこは停車できない」と、運転手さん。「えっ・・ じゃぁ、〇〇に行くには、どこで降りたらいいですか?」と尋ねると、気の良い高校生がバス停の名を挙げてくれました。すると、「いやいや・・」と運転手さん。その後延々と、まぁ本当に延々と(私をそっちのけで)運転手さんは高校生の説得に取り掛かったのです。「私はねぇ、毎日この道通ってんだよ!」・・と言うことで、「すいませーん、わたし、運転手さんお勧めの△△で降りますー!」 ・・ なんと停車したのは、私が当初申し出たのと同じバス停 ・・ バスを見送りながら、思わず笑いがこみあげました!
【写真】 ぶどう畑の丘を行くと、友だちが剪定作業をしていました。あぁ、会えてよかった!
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by lavitaelevitiasti | 2014-03-11 08:52 | 土地柄・人柄  

ピサカーン、はじめました!

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「これ、なんですか!?」 先週土曜、いつも訪ねるPiazza Catenaの市場で、見慣れない葉物野菜を見つけました。野生のルッコラ? ・・ ギザギザした葉が特徴です。「ピサカーンすよ、ピサカーン。え?マジ?姉さん知らないんスカ?」と、趣味で店を手伝う男の子は言います。「あの・・どうやって?」「ゆでてもいいけど・・ やっぱ生で、固ゆでたまごと葉タマネギっしょ!」「ゆでてもいいの? じゃぁ、ひとつかみください!」「いいわよ、おまけするわ!」と店主ロベルタさんのご厚意で、持って帰ったこの野菜。生で食べるには灰汁が強そうなこの香り。うーん、どこかなつかしい・・ なんとタンポポの葉っぱでした!春らしい苦みを感じるお味です。「この間、ピサカーン食べましたよ!」と、印刷屋さんでまたまたバッタリの絵描き先生に伝えると、「え・・食べたの?どこで見つけた?・・あ、市場で!? イタリア語でねェ・・ あれ?なんて言うんだ!?」どうやらピサカーンは、ピエモンテ弁のよう!この話題で、1週間は持ちそうです!
【写真】は、地面を這うように葉を広げ、越冬する草花。地味な写真ですが、理科の時間を思い出したので、パシャリ! おそらくアザミ系の植物と思われますー。
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by lavitaelevitiasti | 2014-03-06 06:50 | 地域に息づく、味を知る  

ついに開幕!

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気持ちの良い青空が戻ったきょう(日曜日)は、列車があれば「ぶどう畑広がる丘」へ再び出かけたかったのですが、あいにく運行ゼロ!ということで、金曜に開幕し、これから4週末つづく「Sagra invernale-食の祭典・冬バージョン」と言う、最高に楽しい代案を選びました!Astiでは、厳しく薄暗い・・そんなの長い冬を知り尽くした人々に向け、この時期も様々な「お楽しみ企画」が頻繁に開催されています。会場には早めに着いたつもりでしたが、前菜からデザートまで長蛇の列。縁あってご合席願ったのは、すでに食事を済ませた3人娘。メニューを広げ、作戦会議!? おしゃべりに興じています。「来週は・・と、あんた何頼むの?・・じゃぁ私と半分コしましょうよ。・・それは今度、私が家で作ってあげるから!」 ・・ そうです、ここで振る舞われているのは各村の観光協会による「郷土料理」。舌の肥えた地元客からも大人気、売切御免のメニューが各週並びます。もちろん、地元産のワインと一緒に!グラスとワインで、1ユーロ。9月に開かれた品評会「Douja d'Or」受賞ワインを、ボトルで注文するグループも(今日は「Ruche'(ルケ)」と呼ばれる、花のような香りの赤ワインでした)。会場を後にすると、まぶしい青空。鳥たちが素晴らしい歌声を披露していました!

各回の献立などは、こちらから。 (下記2013となっていますが、2014年版です)
http://www.doujador.it/calendario-sagre-invernali-2013menu-tutti/
来週末は、ピエモンテ州のワイン生産者による、試飲会「Luna di Marzo」も同時開催。
http://www.doujador.it/fiera-dei-vini-luna-di-marzo-2014/
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by lavitaelevitiasti | 2014-03-03 03:24 | 食のイベント - Le sagre!