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房総半島と、半島の国「イタリア」

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太平洋に面した漁師町から、なだらかな丘に広がるぶどう畑の真ん中へ・・
当初は180°異なるように思えた環境も、アスティの丘が500万年ほど前には海の底だったと知り、どうりで懐かしく感じる訳だ!と納得した次第。

浜辺に打ち寄せる波、サーファーが心待ちにする波が、アスティ近郊で見られる美しい丘の波と重なるんです!

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隣県との間に関東平野広がる千葉県と、隣国フランスとスイスとの間にアルプス山脈が連なるイタリアですが、太平洋と東京湾にぐるり囲まれた半島の千葉県と半島の国イタリアは、温暖なところが似ているように思います。

また、農業・漁業・畜産にも栄えた千葉県は、特に私の暮らすアスティ県に似ており、なかでも父が長年従事した畜産分野には共通点も多いため、これまでアスティ近郊でも養蜂や関係する現場を訪ねて来ました。(※養蜂は、畜産のひとつです)

「地元の産業を学び、活かす」 そんな勉強会を兼ねたツアーを、父と母が中心となって計画していると知りました。まるで私がアスティで続けてきた活動と同じ!嬉しくなります。

東北をベースにする養蜂家たちは越冬の時季温暖な房総半島へと移り、桜前線と共に北上して行くのだとか。一方、アルプスの麓「ピエモンテ州」にあるアスティ近郊の養蜂家たちは、定住生活。

・・ どうしてだろう? ・・ 昨冬アスティの養蜂家の元でおしえてもらった話を思い出しながら、その地に根付き発展した「(その土地)ならではの産業」に思いを馳せます。

この季節、アスティの丘を旅する人は少ないかもしれません。しかし、この季節に訪ねるからこそ、身を持って知ることも多いでしょう。

・・ どうしてだろう? ・・ の答えを、ぜひこの季節のアスティを訪ねて「なるほどねー!」と実感してもらえたらと思います。


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長年親しくする花農家さんから毎年届けられる、露地栽培の美しい花々。この季節房総半島では、海岸線のすぐそばまでお花畑が広がっています。

あたたかな風に揺られる菜花は、イタリアの市場にも並ぶ、旬の味。
農家のみなさんらが朝採り野菜を持ち寄る「地産地消」の直売所も多い房総、アスティとの共通点がこんなにもたくさん!

「知多半島もまた、イタリア半島との共通点が多い」と知り合いの記者さんが紹介していました。半島って、おもしろいですね!

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by lavitaelevitiasti | 2015-01-30 20:51 | 地域に息づく、味を知る  

5月のアスティ、旅行にプラス!

ぶどう栽培・ワイン醸造の盛んなアスティ周辺。隣り合う畑であっても、剪定や収穫のタイミングなど、その時期はさまざま。日当たりなどの自然条件をはじめ、手掛ける人たちの思いもさまざま。

なかでも、なるべく自然の状態のままでぶどうを育て、その個性を活かしたワインとなるよう「手助けする」・・ 気を配るけれど、手を加え過ぎない。そんな思いで、地域の文化(ぶどう栽培・ワイン醸造)と向き合う人たちが増えています。

アスティでは毎年5月、「Vinissage」と呼ばれるワインのイベントが開かれます。
アスティ県、ピエモンテ州を中心に、イタリアほぼ全州からの生産者が参加するこのイベント。土地と向き合う生産者の思いに、触れる素晴らしい機会。ぜひこの機会に足を伸ばしてみてはいかがでしょうか?

アスティ市主催、2015年の「Vinissage」は5月23・24日です。
くわしくは、こちら。公式ページ ・・ Vinissage 2015
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by lavitaelevitiasti | 2015-01-24 18:27 | 食のイベント - Le sagre!  

EVERYBODY LOVES YOU !!!

アスティの北側を走る丘陵「モンフェッラート」。その日当たりの良い斜面の一角には、かつて、ぶどう畑がありました。非常に良い畑だったので、ぶどう栽培の研究をしていた私の友だちは度々足を運び、栽培家と共同作業のようにリサーチを行っていたと言います。それは、70年代のこと。


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そんな日当たりの良い畑をオリーヴに植え替えたのには、いくつか理由がありました。このオリーヴの林を、中心となって維持管理する息子さんと歩くのと、ぶどう栽培から手掛けてきたそのお父さんと歩くのと。それぞれ聞かせてもらう話から、それぞれが抱く「この地への思い」が伝わって来るのでした。

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ひとつの丘でも、水の流れが集まる場所など、個性があります。それを知っていたからこそ、土地を最大限に利用して、この地に合ったぶどう品種を栽培してきました。

丘に降り注ぐこの日当たりの良さが、この畑のいちばんの個性。
しかしそれは「周囲の畑と収穫時季の足並みそろわない」理由であり、土地の個性が活かされないのなら、いっそオリーヴ栽培へと転換をはかって・・

なぜ「周囲との足並み」が問われたのか?
それは、ぜひこの地を訪れ、このご家族から直接伺ってみてください。私は大好きなこのアスティに、もっと多くの方が足を運ばれ、豊かな文化に触れてほしいなと思っています。

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今日このオリーヴの林でご一緒したのは、あの「ぶどう栽培研究」に携わってきた友だちと、それぞれが友情を育んで来た旧友&心友ばかり。

みんな彼が大好きだから、忙しく飛び回る彼との再会を誰もが心待ちにしているのです。最後にみんなで記念撮影。さっそく友だちの元へと届けました。彼と言うすばらしい人柄を通して、すてきな人の和と輪がつながって行く。類は友を呼ぶのですね。
GRAZIE MILLE, EVERYBODY LOVES YOU !!!

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by lavitaelevitiasti | 2015-01-14 20:45 | 土地柄・人柄  

コスティリオーレ・ド・アスティとわたし

生まれ育った千葉の太平洋岸は、日の出が早いと同時に日の入りが早く、夕焼け空を名残惜しく眺めていました。

一方ここアスティのあるピエモンテ州の西にはフランス国境に山脈が走り、大好きなコスティリオーレ・ド・アスティの丘、なかでも大好きな友だちの暮らす丘からはタナロ川を挟んで広い空を一望!ここからの眺め、夕焼け空の美しい移り変わりには、いつも目もこころまで奪われるほど。

美しい空を見上げる旅、コスティリオーレの丘に暮らしたいと願って来ました。
するとありがたいことにいくつか申し出をいただいて、なお返事を返事を保留してるのは、丘の上で家族と一緒に暮らしたいから。


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公認観光ガイドの研修で、今朝は早くから海沿いリグーリア州のジェノヴァへ。
一日歩き通しでしたが、日暮れと共にアスティに戻り、その足でコスティリオーレ・ド・アスティへと向かいました。おととしからつづく『味覚と健康(GUSTO E SALUTE)』をテーマにした講演会があるからです。

食文化の豊かな土地柄、人々の関心も高いのはもちろんのこと、実際この地域は「長寿の里」で、ぶどう栽培・ワイン醸造の中心地ほど、ご長命な方が多いと報告されています。

EATALYからの著書出版がもとで始まった、この講演会。近郊Castagnole delle Lanze出身のベッペ・ロッカ博士の講演会はピエモンテ弁交じりでとても親しみがあり、気になるテーマを分かり易く話してくれると好評で、伯父さん(お父さんの様な友だちの、お兄さんだから)が声を掛けてくれては、いつも連れて行ってくれるのです。

撮影を手伝い特等席で講演を拝聴しつつ、ここに来るのが楽しみなのは、伯父さんたちが聴かせてくれるむかしばなし、丘の上での暮らしや生活の知恵・・ コスティリオーレの人たちと過ごす時間が、本当に大好き!ついには地域のバス旅行までさそってもらって、うれしいかぎり!(他にも若者が来るといいなー!)

ともあれ2015年初のコスティリオーレ訪問。月と星の輝く美しい夕べ、きょうも面白い話を聞かせてもらいました。いつもありがとう!

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by lavitaelevitiasti | 2015-01-11 00:30 | Costigliole d'Asti!  

この人たちと一緒に

感受性の強いうお座ですから、それを信じているのですが、なぜにこの人たちを思うと穏やかな気分になるのかー と言う家族がいるのです。

どこか私の家族や両親と重なるところがあるのだと思いますが、そしてまたこの大好きなアスティ、コスティリオーレ・ド・アスティで会えたと言うのが人生の妙でして、目の前の事象が必然のように、どこかストーリーをなぞったデジャヴのようにつづくのです。


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3年ほど前に一度お会いしたきり、とばかり思っていた友だちのお母さんも、思い返せば様々な場面でお目に掛かっていました。感じの良い人だなぁ、あれ?もしかして?・・ やはりみな同じ人だったのです。


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「この澄み切った冬晴れのようなこころでいなさい」と、大好きな友だちがくりかえし言ってくれるその真意を、その人が最も大切に思う人がそうであるからだと感じています。

本当に、みな心地好い良い家族なのです。

好転、という発想が好きです。日本では「幸転(力)」とあてたタイトルの本が出版されたそうですが、物事を幸せに転じる力、私自身これまで積極的に備えて来ました。

真っ白にそびえるアルプスに取り囲まれた、長く厳しいはじめての冬。
太平洋岸で生まれ育ち、真冬もお花畑が広がる房総半島でしたから、北イタリアの冬におそれをなしていたのです。

それを「この冬晴れの様な、澄み切ったこころでいなさい」とおしえてくれた、大好きな友だち。ここでの暮らし、人生は、つづいてゆきます。

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by lavitaelevitiasti | 2015-01-04 20:21 | 土地柄・人柄  

手間暇かけて、アニョロッティ!

クリスマス・イヴを大切な人たちと過ごして幸せ気分に包まれたまま、翌クリスマス当日にはコスティリオーレの人たちと食卓を囲む機会にも恵まれました。あぁカゼを引くといけない・・と年末は温かくしながらも郷土パスタ「アニョロッティ」づくりの現場を訪ね、忘れないうちにと材料を揃えて自宅でアニョロッティづくりに励み・・ お正月は友だちの家に招かれ、総勢11人で食卓を囲みました。


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小さな町アスティでも、新年を迎えると同時にそこここで花火が打ち上げられ、そこからが長いイタリアの宴は、ゲーム大会へと流れ込み、午前4時にお開きとなりました。

と言うことで、元日の午前中を(泣く泣く)ベッドの中で過ごし、お昼から澄み切った青空のもとに飛び出して街歩きを楽しみました。
2日から動き始めるイタリアの街、再びアニョロッティづくりに思いを巡らせます。


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まだ冷凍庫に大量のアニョロッティがある訳ですが、今回はあのマンマのレシピで肉や野菜類の詰め物をやってみよう! そんなやる気で満ち溢れていました。

材料が足りないことにはお話になりませんから、控えの粉やしぼり袋・・ そしてお肉屋さんでは「200グラムでいいんです、挽いてもらえませんか!」と、通常であれば「え・・ これだけ?」と思われる分量でも、さまざまな物をまとめて買うことでにこやかにOKしてもらい、なんだかんだと「2015年アニョロッティ初め」の準備が整いましたー!


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途中夕飯にさそわれると言う嬉しいハプニングも重なり、しかし卵黄をたっぷりと練り込んだ生地を翌日まで置いておく訳にはいきませんから、またまた深夜までアニョロッティを作り続けたのでした。

生地が柔らかいから、余分な生地を再び練り込んでは伸ばし・・と、具材も合わせてむだなく使い切りました。今回の味の方が、塩加減など気に入ってるかな! やったねー!

マンマたちを見習って、私もそろそろ両手使いの三日月形包丁がほしくなってきました。みじん切りに次ぐ、みじん切り・・ まな板まで気になって来ます!

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by lavitaelevitiasti | 2015-01-03 06:44 | 地域に息づく、味を知る