母から娘へ、受け継がれるアスティの味!

アスティに暮らして2年半。町の歴史、人々の暮らしや人生に触れる機会が増えて来ました。

町を横切るタナロ川のほとりで、長く一つ星を守って来た老舗のレストランがあります。「Gener neuv」 ・・ 20年前の11月のこと。この店をはじめアスティの町は、川の氾濫により実に多くのものを失いました。

アスティの絵描き先生ことグアレーネさんは、その当時の様子を「ノアの方舟」に例え、再出発を遂げた「Gener neuv」に贈っています。
【写真】ピナさんらのコックコートに刺繍された「Gener neuv」のデザイン。こちらもグアレーネさんによるものです。


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流れ込んだ水が天井まで上がる大水害。多くの協力を得て泥を掻き出し、一から店を築き直して大復活 ・・ しかし昨年のクリスマスを前に、突如店の灯りを落とす大決断をされたのでした。 
※ 「味わって支える、この町の文化」と言うタイトルで、当時のことをつづっています。http://lavitaasti.exblog.jp/21479187/



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【写真】キッチンに立ち、アスティの味を伝えることを心から喜んでいらっしゃるピナさん。

それから9か月の時を経て新聞の地域面に飾ったのは、仲良しの家族写真と「Gener neuv」の再出発の記事!アスティのマンマの味を代表するピナ・シェフが、アスティ中心部へと店を移しての活動再開です!

アスティの田舎で生まれ育ち、お母さまから受け継いだと言うピナさんの料理は、ともにキッチンに立つふたりの娘さんに確かに受け継がれています。



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【写真】このつややかな郷土パスタ「アニョロッティ・ダル・プリン」こそ、みんなが待っていたマンマの味!

お店の活動休止中も、郷土パスタ卵黄たっぷりの細麺「タヤリン」などをおしえていただくなど、交流をつづけてきたご縁から、この日は私も落成式に声を掛けていただき、一緒にお祝いしました!



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【写真】ピナさん、ご主人のピエールミケーレさん、新たな出店先を提供されたオーナー、絵描き先生と一緒に。

川の氾濫被害から20年目を迎える、11月5日。Gener neuvは、あらなた航海を始めます。「これから30年はがんばりますよ!」と、ご主人のピエロさん。

老舗レストランの復活は、さまざまな人や計画のつながりによるものと聞きます。
アスティ周辺で「個々に」活動していた人々や計画が、次第に輪を広げ、手をつなぎ、こんな花を咲かせました。

「アルバの者とか、アスティの者とか、言ってた時代もありますけど、今は世界遺産にも一緒に登録された仲間ですから、一緒に地域を盛り立てて・・」

落成式のパーティーを前に開かれた会見で、ピエロさんらと並び会見に臨んだのは、どこかで見たことあるような・・と思ったら、 イータリー・オスカー社長の息子さんでした。新しい「世代」が、長年の「地域と言う垣根」を超える・・そんな機会でもあるようです。

Gener neuv は、11月5日、Eataly Asti内にオープンです!

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by lavitaelevitiasti | 2014-10-30 21:48 | 街歩き&お店(記述日現在)  

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