イヴを一緒に・・

「町の人が演じる『キリスト生誕劇』が開かれるから、あそびにおいで!」とさそわれ、クリスマス・イヴを大好きなCostigliole d'Asti(コスティリオーレ・ド・アスティ)で過ごすことになった!

マニュアル車の運転免許も取得したものの、夜の運転は、まだちょっと・・
「帰りは送ってくから、心配しないで。一緒にクリスマス・ミサにも参列しよう!」と、いつも気にかけてくれる伯父さん*が、ありがたいことにさそってくれたのでした。
(*お父さんの様な友だちのお兄さん、いつも本当にありがとう!)

「リハーサルがあるから」と、ボランティアで手伝う伯父さんと、早めの出発・・ 会場となるコスティリオーレ城には、ほぼ一番乗り状態!おかげで羊やロバたちと、のんびり交流を楽しみました!(「キリスト生誕」の物語に大きくかかわる羊やロバが、会場を元気に盛り上げていました)

この9月にアスティで開かれた「Festival delle Sagre Astigiane」のパレードで、久々に間近に見た羊にビックリした私ですが(その時の日記:「この地で家族になろう!」)、今夜はその鳴き声に、さらにビックリ! 「ベェェェー」って!!!

もうすぐ18時・・ 「そうだった!」とクリスマスに向けた準備を思い出し、伯父さんに声を掛けてお菓子屋さんへと向かいます。コスティリオーレにあるどのお菓子屋さんも大好きだから、どこに行こうか迷うところですが・・ もう閉店間際!小走りで「BISCO」へと駆け込むと、いつもは裏でお菓子作りに励む職人さんの姿もあって、しばしおしゃべりを楽しみました。おかげさまででクリスマスに欠かせない「パネットーネ」を手に入れ、「そうだ、ワインも無かったんだー!」

・・と、大急ぎで城のお膝元にあるベッペさんのお店へと引換しました。10年前に始めてコスティリオーレを訪ねた時から、良くしてくださったベッペさん。3年前にこちらに移り住むと、今度は私の友だちと仲良しだと分かったり。さらに親しみの増す大好きなCostigliolesi(コスティリオーレの人)のひとりです!

ワインとパネットーネを抱えてお城に戻ると、見かねた伯父さんが「車に積むように」と声を掛けてくれました。徐々に友だちやその家族、顔見知りのみんなも集まって来て、話に花を咲かせます。しかしダウンに膝丈のブーツ、マフラーに帽子・・と、完全防備で出向いた私にとって、そろそろ限界の寒さが・・ 

と言ったところで、グッド・タイミング! 夕ごはんの時間とあいなりました!


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早めに出発した私たちを追いかけて、伯母さんたちもコスティリオーレへとやって来たのです。ちゃんと約束していなかっただけに、みんなで一緒に夕ごはんの食卓を囲めるなんて!しかも、友だちのお母さんも一緒に!

3年前に初めて会った時から、仲良くなりたいなぁと強く感じた、友だちのお母さん。友だちの穏やかな人柄は、お母さん譲りかな?なんとも心地好い、大好きな人たちなのです。それが今夜はドルチェを半分ずっこしたり、うれしい時の流れを感じます。

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再び完全防備で町へと戻りましたが、ほんのちょっとだけワインを飲んだから、温かく感じました。お城までは目と鼻の先ですが、女性同士、商店街を彩るクリスマス・ショーウインドウを眺めては、立ち止まっておしゃべりが弾みます。

寒空の元、いよいよ「キリスト生誕劇」が開幕!町の人の熱演が、私たちを当時の世界へといざなうようです。ロバを引きながら、ベツレヘムの街で宿を求めさまようジュゼッペ(ヨセフ)とマリア・・ 天使役のこどもたちに導かれるように、宿となる馬小屋へとたどり着く彼らを追い、多くの観客が会場を後にしました。

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あたたかな「おくるみ」に包まれた、本物の生まれたての赤ちゃんがジェズー(イエス・キリスト)を演じる、この生誕劇。人波に押され、すっかり伯母さんたちを見失ってしまいました。「どうしよう・・」

肩をたたかれ振り返ると、なんと伯母さんたちが私を見つけてくれたのです!
「あぁ良かった・・ 寒いから、もう教会に入りましょう」
クリスマス・ミサの開かれる教会は、数か月前に友だちのお母様の葬儀・追悼ミサの開かれた教会でもありました。

スコットランドの「バグ・パイプ」のような音色のする楽器奏者(アブルッツォ州など南イタリアの民族楽器)に先導され、教会へとジュゼッペ、ジェズーを抱いたマリアらが入場します。そして、追悼ミサでもお目に掛かった神父さんと共に、クリスマス・ミサが始まりまります。

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ミサの間、色々なことを思い浮かべていました。家族のように大切にしてくださる友だち家族との出会いから今日にいたるまで、そしてこれからのこと。この家族ひとりひとりとの深まりつつある温かな交流は、縁あって出会いの機会を作ってくださった人のおかげでもあります。また、その後の再会から個人的な交流も始まり、温かな交流が深まる日々・・

こんなにも穏やかな気持ちで、彼ら家族と一緒に笑顔でこの教会に戻ることができた、クリスマス・イブ。長くつづいてきた歴史、家族の歴史・・ それは、導かれるように人生をつむぐ愛があるからこそ。神父さんのことばからは、たえず光がさしているようでした。

ミサを終え、時計の針は12時を回り、クリスマス当日を迎えていました。「ありがとう!」と伯父さんらと抱擁を交わし、大好きな友だちのお母さんがアスティまで送ってくれることになりました。車中でのふたりの時間、会話がさらに交流を深めてくれます。

うれしくって夢中になっておしゃべり。「また会いたいな」の気持ちに感謝をこめてごあいさつすると、お母さんからも「ありがとう、まさえ!近いうち、また会えるわよね!」と言ってくれたので、気持ちが通っているのを感じて、とーってもうれしくなっちゃいました!

Grazie a nonna e tutti, Tantissimi Auguri di Buone Feste!!!

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by lavitaelevitiasti | 2014-12-25 10:47 | Costigliole d'Asti!  

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