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丘の上のあかり

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夜のコスティリオーレを彩る月の輝き、星のきらめき、丘の上のオレンジ色のあかり。

「今夜は帰っているよ」 

向かいの丘には、そんなサインのようなあかりがある。

ただいま! おかえり!
おやすみ! また明日!

・ ・ ・

以前暮らした隣町を訪ねると、お世話になった食料品店のシルヴィアさんの姿を見かけ、通りの向こうから声を掛けた。

最後にお目に掛かったのは、2年前のパリオの時代行列。店を閉めた今では、近くに居てもなかなかお会いすることができなかったけれど、すぐに笑顔で応えてくれた。

とても残念なことに、わずか1週間ほど前にお母様を亡くされたと言う。

寒い冬に薪を届けてくれたご主人:ピエロさん共々、最高にステキな人たち。
こうやって交流が続いていくことが、私の願い。

・ ・ ・

もうその姿を見ることはできないのかもしれない・・ そう思われていた小沢健二さんがみんなの前に戻り、再びその歌声を響かせているように。もう2度と・・ と言うのは受け手の思い込みであって、いかなることも、再び何かが動き出すことも「そのもの・本人次第」なのだ。

そうだよ、それを レニー・クラヴィッツ は、あの歌で伝えてくれてたんじゃないの!!
『It Ain't Over Til It's Over』 https://www.youtube.com/watch?v=TmENMZFUU_0

半月前に起きたことに、思い出しては落ち込むこともあったけれど、再び歩き出す時。

特別な思いで見つめる、向かいの丘のあかり。
それは、私にとって元気のミナモトのひとつ。

今はきっと、こういう時間が必要なんだ。 おやすみ、おやすみ、また明日!

by lavitaelevitiasti | 2015-09-03 22:39 | 土地柄・人柄  

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