収穫のタイミング

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【写真】雨にぬれる蔓棚式ぶどう畑を、上部からパチリ。ここには黄葉するネッビオーロのぶどうに混じり、紅葉する品種も植えられているようです。

朝5時起きで車に飛び乗り、友だちのバールへ。一番乗りかと思いきや、すでに常連さんが新聞を広げていたので、びっくり!

アスティからは列車で北上、アオスタ州境の村:Caremaへと向かう。
今年は Costigliole d'Asti の大好きな友だちのぶどう畑と収穫時季が異なるから、初めて Carema の収穫におじゃまできることに。

すると、あと5分という所で、Carema の友だちからメールが・・


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「雨のため、きょうの収穫は延期ですー!」 ・・ そうではないかと思っていたけど、もう到着するんだよォー。

そして、誰もいない(!)雨のぶどう畑の散策スタート。
畑を縫うようにして小道を抜け、畑を「見上げた」。そう、ここは蔓棚式栽培の土地。天気を考慮し、きのうのうちに収穫を終えた人もいれば、この週末に人手を借りて収穫を予定してた人も・・


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【写真】さながら天井画の様な、蔓棚を見上げて。基礎となる石組みに乗る「木の屋台骨」同士を結び付けるのは、畑の間に点在する柳の枝。しっかりと確実にその役割を果たしています。

光がさすと共に、雨にぬれ、輝くぶどう、ぶどうの葉。
たとえ雨が止んでも、すぐに収穫再開、とはいきません。その実が乾燥するのを、十分待ってあげないとね!

お隣のアオスタ州の生産者組合に所属する、もう一人の友だち家族は、明日からの収穫予定が、来週に延期になったとか・・

そう、これが今回の旅の「もうひとつのテーマ」。

コスティリオーレの大好きな友だちのように、家族でぶどう栽培・ワイン醸造を手掛ける人たち。そして、所有するぶどう畑の区画一つ一つがとても小さい Carema では、組合をつくって個々にぶどうを栽培し、その大半を組合に持ち込んで地域のぶどうを合わせて醸造する人たちもいるのです。

それぞれに訪れる重要な選択やタイミングを、それぞれが蓄積した経験から判断している。

本当にすごいことです。ありがたいことに、その様子を目の当たりにさせてもらっています。


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それぞれが手塩にかけて育てたぶどうを合わせて醸造するのですから、組合員同士、良いぶどう・ワインを生み出す者「同志」であり、互いの仕事を厳しく監視する間柄でもあります。

組合に所属すること。それは、収穫を終えれば、もうそれ以上自分の思いを醸造以降の工程に反映させることのできない・・ ジレンマもあるのだと想像します。

個人であっても、組合であっても。その視線は、”如何に”健全なぶどうとなるよう栽培し、良いワインとなっていくよう見守っていくか・・ へと向かっているでしょう。 

・ ・ ・

Carema の、いつものレストランに入ると、すでにストーブに火が!

「また来たね! Tutto bene?」と、お店の人との再会もウレシ!

Caremaのワインで体を温め、午後の予定を変更。さらに北上することにしましょう。


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青空広がる、州都アオスタ! このナイアガラの様な美しい蔦の紅葉、すぐ脇では一生懸命はがす作業に取り掛かる人が。依頼されてのお仕事だから、この美しさに「もったいないよねー」と、作業に気が乗らない様子!

「ちょっと、いいですか?」と写真をパチリー!

この夏以来のアオスタ。前に見つけた、ステキな革職人さんのお店を訪ねる。開店したのは、1977年!? あっ、私と同い年ですー!と会話も弾みます。

そしてシャッターの降りたとある店内に、まさしく「元気が出る」ような(!?)おもしろビールを発見! 

収穫を追う旅は、まだまだつづくのでした・・ ARIGATO!

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by lavitaelevitiasti | 2015-10-09 22:32 | 地域に息づく、味を知る  

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