呼んでくれて、ありがとう!


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【写真】Carema のぶどう畑。さまざまな角度から、収穫風景を見させてもらいました!

お隣、アオスタ州 Donnasの生産者組合に所属する友だちによれば、きのうの雨で同組合は収穫を来週中頃まで延期に決定。友だちのことばの端々から、組合の判断は、その経験から、この地で栽培されるぶどう品種に潜在する「(耐えうる)力」、を信じての選択であることが感じられます。


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【写真】 収穫中の表示が掛かった、組合前!

一方、収穫再開を決めた Caremaの生産者組合前。たとえ隣り合う距離であっても、それぞれの土地や気候に特徴があるからこそ、個性豊かなワインが生まれるんだなぁ・・ そんなことを改めて感じる出来事です。


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これまでの約10回の訪問中、ほとんど、ひとっこひとり見かけなかった静かなぶどう畑。
収穫を迎えた今日は、ここそこから人の輪がのぞき、笑い声が響いています。

そしてぶどう畑を見上げていると「入ってきなー」と招かれ、始めて会ったとは思えない勢いで、楽しいおしゃべりの輪へと巻き込まれていくのでした!


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これまで大好きな友だちのぶどう畑では、蔓を確認し、ぶどうを選び、さらに健全な実(粒)を選んで収穫してきました。ハサミを入れながら、収穫と同時に良い実を選別していたのです。

一方、区画の小さなこの地では、収穫する人、腰を据えじっくりとぶどうを選別する人・・と分担作業が行われています。

今年は、初めて他の土地の収穫も訪ねることができたので、実に様々な判断に触れることができました。

良し悪しということでは無く、個性を尊重したぶどう栽培が行われていると言うこと。


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父と息子、おじいちゃんと孫、兄弟姉妹、ご近所さんや親せきたち・・ わずか数日の収穫期を通して、土地に根付いた深い絆があらためて強く結ばれるいる!

決して手放してはいけない地域の伝統文化が、着実に受け継がれる場面。

この地域では畑のひと区画がとても小さいこともあり、収穫日が数日に限られているにもかかわらず、「きょうはわが家、明日はお宅・・」といった具合に助け合って作業することで、人手不足をやりくりしているのです。

おそらく、この地にはまだ外国人労働者の手伝いは入っていないでしょう。

こういったところもまた、アスティ周辺のぶどう畑を取り巻く環境と異なる部分。



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「中に入って、こっち側からも見てごらんよ」 ・・ そう言って、収穫後のぶどうの粒を花梗(花柄)からはずし、醸造樽へと送り込む作業を、現場から見せてもらうこともできました。

「飲んでみな!」 ・・ おととい収穫初日に樽に収めた「モスト」と呼ばれる、ぶどう果汁を持って来てくれました。「しぼりたてはさ、ごくごく飲むもんじゃないから(初日収穫から)1日置いて落ち着いたやつだよ」 ぶどうの果皮から美しい色が出ているモスト。「これは、ゆくゆくロザート(ロゼワイン)にするつもりなんだ」とのこと。

あまくておいしいー!


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生産者組合の施設に次々とやって来る、ぶどう栽培家たち。その実の選別方法から、選別したぶどうの「醸造選別方法」、出来高や組合員の関わり合いなど、この場を訪ね話を伺っていると、背景にある様々な関係性まで感じられ、Caremaのワインをより身近に感じることができました。

・ ・ ・

そして勢いあまった私は、午後からイタリア国内で最も海抜の高い場所でぶどう栽培が行われている Morgex まで足を延ばすことに決め、一路アオスタの向こうを目指します。

海抜1,200メートルともなると、もう白ワイン用ぶどうのみの栽培なんだそうです。
行って来まーす!

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by lavitaelevitiasti | 2015-10-10 21:17 | 地域に息づく、味を知る  

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